社会人になり数年が経ち、通帳を眺める。だけど、なぜか残高が増えていない。月収が少ないわけではないし、昇給もして年収も増えている。では、どうして貯金ができないのか?
可処分所得を知ってますか?
可処分所得とは、実際に使用できるお金です。年収によって異なりますが、年収500万円程度であれば【×0.8】でおおまかな可処分所得を導き出すことができます。可処分所得を世の中でよく使われる言葉で言い換えると「手取り」です。給料明細を眺めると、月収から様々なものが差し引かれています。その中で所得税、住民税、社会保険料(厚生年金、健康保険)で約20%が差し引かれています。だから、年収500万円の手取りは約400万円と見積もることができます。
毎月の収支は把握してますか?
年収と同様に、月収の手取りもおおよそ×0.8とイメージできます。例えば、月収30万円の方ならば手取りは約24万円となるでしょう。ここで今月は24万円を使用できると思って買い物をしてはいけません。予想外の支出も見越して、余裕を持たせた方がいいです。過去1年間、家計簿を付けてわかったことですが、その月ならではの「臨時支出」があるケースが多いです。具体例を挙げると、固定資産税、自動車税、賃貸更新料、冠婚葬祭費、年間払の保険料、NHK受信料、車検代など意外と多くの強制的な支払いがあります。
貯めるコツは支出管理だった!
この家計簿を作ることから始めるといいです。最低でも1年間やってみるといいです。この方法で年収の50%を貯金できた実例もあります。家計簿のポイントは「固定支出」と「臨時支出」に分けてください。固定支出とは一定額ではなく、毎月必ず発生する支出です。具体例では、家賃、ガソリン代、水道代、電気代、ガス代、通信費、食費、保険料などです。これらの支出の平均値を合算することで、毎月の固定支出の目安がわかります。次に臨時支出の把握です。1年間の家計簿を作成することで、毎年何月にいくらぐらいの支払いのサイクルが来るのか把握できます。そのため、前月には消費を控えておくなど先を見据えた戦略を練ることができます。
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