通信キャリアの仕組みについて考えてみました。
通信キャリアの販売店はほとんどが販売代理店です。販売代理店は契約すると、毎月の通信料の一部がストック型で入ってくるらしいです。販売店のランクに応じてマージンは10〜25%だと探した記事には書いてありました。平均で17.5%と仮定します。
つまり通信キャリアの値下げは販売代理店にも大きなダメージを与えることになります。40%の値下げだと販売代理店も40%の収入減が予想されます。そうすると継続できない販売代理店も出てきて、倒産ラッシュとなる可能性もあります。
ソフトバンクを例に挙げます。
総合ARPU=4,300円です。
このうち販売代理店の取り分を考慮すると
ソフトバンクの利益は3,547円です。
次に値下げを推測した場合
割引前ARPU4,810円からの40%値下げなのですが、この料金はミニフィット3,980円+通話800円のプランとほぼ同額なので通信料を5/6と仮定するとARPU=3,206円が見込めます。
販売代理店分を考慮した利益は2,725円となります。だいたい76%ぐらいになりますね!
そもそもソフトバンクに関してはワイモバイルとの合算なのでしょうから、値下げするならブランドを統一してしまっても良さそうな気がします!
ここで利益を確保する方法は、販売代理店のマージン比率を下げることも選択肢に挙げられます。
すると販売代理店の運営が厳しくなり倒産するところも出てくるでしょう。これまでの契約分で販売代理店に支払っていたマージンがなくなるので、その分利益が増える可能性が出てきます。
ここまで推測すると、もしかするとある程度の利益を確保できるような体制にしてくるのではないかとも推測できます。
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